冬の烏帽子山荘を守ってくれた雪囲い

その役目を終え、初春の日差しが優しく差し込む烏帽子

季節は静かに、しかし確実に春へと歩んでいます

あと何度、この季節を過ごすことができるんだろう・・・

今日の一日が愛おしく感じられます

ちょっと春めいた陽が優しく差し込む烏帽子の朝

向こうに見えるお茶室「客心亭」も、春の訪れを心待ちにしていように感じられます

玄関を清め、お香を焚き、静かにときが流れていきます

朝から晴れ渡った空

屋根からぽたぽたと落ちる雪解けの音

まだまだ寒い烏帽子山荘ですが、

庭には小さな春が訪れていました

先日まで厨房で食器棚として使用していた檜造りの水屋箪笥・・・

ギャラリーへと住処を変え、命を吹き込まれ、喜んでいるように感じられます

これからまた皆様にご覧いただき、輝きを増すことでしょう

先代が残してくれたうつわや道具たち・・・

その思いと一緒に、大切に使わせていただいております